先日、2012年7月12日午後8:30頃、忍者ツールズのドメイン(ninja.co.jp)がレジストラーのお名前.com(GMOインターネット株式会社)によりドメインの停止処分を受けました。
忍者ツールズのドメインで、不正なサイトが作られていたと言うのが、ドメイン停止の理由ですが、ドメイン停止の際に忍者ツールズ(株式会社サムライファクトリー)に連絡した内容が「不正サイトがあります。」というだけの内容だったため、忍者ツールズはそのサイトを特定できなかったそうです。
いずれにせよ、不十分な連絡しかしないで一方的に忍者ツールズのドメインを停止したため、280万人のユーザーとその訪問者数千万人以上がひどい目に遭ってしまうと言う結果になりました。
ところが、お名前.com側は真相をなかなか公表しなかったため、批判が高まってしまいました。しかし、実のところ、真相がわかって、余計に批判が高まった様な面もあります。
その一つは、ドメイン停止に際して、忍者ツールズにアクセスすると、お名前.comの広告が表示されるように設定したことです。これは忍者ツールズの資産を利用して、自社の広告宣伝に利用したわけで、違法性がないとは直ちに断言はできません。実際問題として、レジストリーの規定に「顧客のドメインを利用して、レジストラーが広告宣伝をしてよい」という規定はないようなのです。この様な理由から、GMOインターネット株式会社は、権限を逸脱した運用をしたのではないかという批判があります。
いずれにせよ、多くのインターネット・ユーザーに迷惑をかけるような行為は、謹んでもらわないといけません。今後のGMOインターネット株式会社の業務内容の改善を期待するしかないでしょう。期待できないと思う方は、レジストラーを変えるのがいいかもしれません。レジストラーなんて、料金の違いだけで、どこでも同じです。